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さんかく座 M33銀河(NGC 598)

さんかく座 M33銀河(NGC 598)

 今回、アイキャッチやカバーに使用する画像に色々悩みました。会長が所属する杏林大学医学部に出来たばかりの新講義棟やよくあるフリー素材でも良かったのですが、それではあまりにも普通すぎて面白みを感じません。

 天体写真家の一面もある会長は、「第33回」という数字から色々考慮した結果、「さんかく座」という星座にある「渦巻き銀河M33」をチョイス。自ら群馬県の山奥に出かけて撮影するミッションに挑みました。

 M33銀河は、我々がいる銀河の外にあって、約300万光年離れた場所に位置しています。300万光年といってもピンと来ませんが、光の速さ(秒速30万km)でも300万年もかかります。つまりこの画像は、今この瞬間の姿ではなく、300万年前の姿を捉えているのです。地球ではちょうどアフリカヌス猿人が地上を闊歩していた頃です。なぜ宇宙の写真を選んだのかは・・伏線回収をお楽しみに。

 

撮影データ:2022年10月(群馬県沼田市)

8インチRowe-Ackermann Schmidt Astrographで撮影

高橋会長撮影

 

 

追記:このページに「さんかく座」と書いておきながら、ポスターには「小狐座」と書いてしまうという大ミスを・・・なぜ書いてしまったのか全く覚えていません。。多分疲れていたのでしょう。。大変失礼致しました。。。。。

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